薬液配管の更新作業レポート|安全第一で確実に対応

皆さまこんにちは。

大阪府堺市に拠点を置き、関西を中心に排水処理設備の保守・修繕をはじめ、電気・配管・計装工事など一貫して対応しているエスプラントサービスです。


今回は、薬液を扱う現場で実施したVP/TS配管の更新作業についてご紹介します。

薬液配管に関するトラブルは、漏れの規模に関わらず、安全性や設備の運用に大きく影響するため、迅速かつ丁寧な対応が求められます。



■ ご依頼の内容と現場状況


現場からのご連絡は、「薬液用のVP/TS配管に漏れが発生している」というものでした。

対象となる配管には薬液が流れており、早急な対応が必要と判断し、現場に急行しました。



■ 作業の流れと安全対策


今回の作業では、以下の手順で対応を行いました。


1. 漏れ箇所の確認

現場に到着後、まずは漏れの場所と範囲を目視・触診で確認し、漏洩の原因と必要な作業範囲を特定しました。


2. 薬液の抜き取りと安全装備

薬液が配管内に残ったままでは作業ができないため、管内の薬液を完全に抜き取りました。

同時に、安全確保のため、耐薬品用の防護具(手袋・ゴーグル・防護服)を着用し、作業員の健康と現場環境への配慮を徹底しました。


3. 配管の更新作業

漏れが確認された配管を撤去し、新しいVP配管に交換。接続には専用の接着剤を用い、確実に接合しました。


4. 接着剤の養生(硬化)時間の確保

接着後は、1時間の養生時間を設けて完全に硬化させました。この工程を省略すると、後に再び漏れが発生する可能性があるため、重要なステップです。


5. 最終確認(漏れチェック)

養生完了後に薬液を再投入し、接合部からの漏れがないか丁寧にチェック。異常は見られず、作業は問題なく完了しました。



■ 今回の作業を通じて


今回のような配管トラブルにおいては、「どれだけ早く直すか」よりも、「どれだけ正確に、安全に行うか」が重要です。

特に薬液を扱う設備では、安全対策と施工の確実性が不可欠です。

当社ではこうした作業においても、マニュアル化された手順と経験に基づいた判断により、安全かつスムーズに対応しています。



■ 同様のご相談があれば


薬液配管の劣化や漏れは、早期の対応が被害の拡大を防ぎます

「ちょっとおかしいな」と思った段階でご相談いただければ、最小限の工事で済む可能性も高まります。

エスプラントサービスは現場の状況に応じて、調査から施工までワンストップで対応可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。


※弊社のブログでは、現場での施工事例や安全対策について、今後も定期的にご紹介していきます。


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