曝気槽の泡が茶色い?その原因と現場でできる対策を解説!

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皆さまこんにちは。

大阪府堺市に拠点を置き、関西を中心に水処理設備の保守・修繕をはじめ、電気・配管・計装工事など一貫して対応しているエスプラントサービスです。


前の記事で曝気槽の消泡対策について解説しましたが、泡の色や性質によって発泡の原因や気を付けるポイントが変わってきます。

もし曝気槽で発生している泡が茶色い場合、注意が必要です。


白い泡と違い、茶色い泡は


・汚泥の状態が悪化している

・微生物バランスが崩れている

・処理能力が低下している


といった運転トラブルのサインであることが多く、そのまま放置すると放流水悪化や臭気の原因になることもあります。


この記事では、曝気槽に茶色い泡が出たとき、現場でまず確認すべきポイントと対策を解説します。



■茶色い泡は「汚泥トラブルのサイン」


曝気槽の泡は色によってある程度状態を判断できます。


白い泡

→ 若い汚泥・界面活性剤など(比較的軽度)


茶色い泡

汚泥老朽化・放線菌・負荷過多(要注意)


黒っぽい泡

→ 嫌気化・腐敗(危険)


つまり、茶色い泡は運転管理の見直しが必要な状態と考えるのが安全です。



■茶色い泡の特徴


現場では次のような状態になっていることが多いです。


・茶色〜こげ茶色

・粘り気がある

・水をかけても消えにくい

・表面に溜まる

・スカム状になる

・臭いが出ることもある


この状態になっている場合、微生物環境が崩れている可能性が高いです。



■原因は主に3つ


①余剰汚泥の引き抜き不足(汚泥の老朽化)


最も多い原因です。

余剰汚泥を長期間抜いていないと、


・汚泥が古くなる

・微生物が弱る

・粘性が上がる

・茶色い泡が出る


という流れになります。


よくある現場と対策


・最近汚泥を抜いていない → 余剰汚泥を引き抜く

・MLSSが高い → MLSSを適正に戻す

・沈殿槽の返送量が多い → 汚泥日齢を調整する


まずはここを確認してください。


②放線菌・糸状菌の増殖


茶色くて消えにくい泡は、放線菌が原因のケースもあります。

特に食品工場や油脂を含む排水で発生しやすくなります。


発生しやすい条件と対策


・油脂が多い → 油脂流入を減らす

・DOが不安定 → 曝気を安定させる

・栄養バランスが悪い → 微生物環境を改善する


消泡剤だけでは解決しないことが多いのが特徴です。


③処理能力オーバー(負荷過多)


生産量が増えたタイミングで茶色泡が出た場合は、負荷過多の可能性があります。


チェックポイント

・最近生産量が増えた

・排水量が増えた

・DOが下がっている

・放流水が不安定


この場合は、設備能力の見直しが必要になります。



■まず確認すべき3項目


茶色い泡が出たら、まずここを見てください。


①MLSS:高すぎないか

②余剰汚泥:最近抜いているか

③DO:酸素は足りているか


この3つを確認すると、原因の多くは見えてきます。



■やってはいけない対応


現場でよくあるのが、消泡剤だけ入れて様子を見る

これはおすすめできません。

なぜなら、根本的な原因が解決していないため再発するからです。


茶色い泡は運転状態の問題なので、


・汚泥管理

・負荷

・微生物環境


を見直す必要があります。



■こんな状態なら一度相談をおすすめします


・茶色い泡がずっと消えない

・汚泥を抜いても改善しない

・消泡剤を入れても再発する

・放流水が不安定になってきた

・微生物の状態が分からない


このような場合は、曝気槽全体の運転状況を確認する必要があります。


エスプラントサービスでは


・現地確認

・運転状況の分析

・微生物状態の確認

・改善提案


まで対応可能です。


「この茶色い泡は危険なのか?」という診断だけでも問題ありません。

早めに原因を特定することで、設備トラブルや水質悪化を防ぐことができます。


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