皆さまこんにちは。
大阪府堺市に拠点を置き、関西を中心に排水処理設備の保守・修繕をはじめ、電気・配管・計装工事などにも強い、㈱エスプラントサービスです。
排水処理設備の制御盤に付いているタッチパネル。
普段は当たり前のように使っていますが、突然反応しなくなると、現場は一気に不安になります。
・ブロワが動いているかわからない
・警報確認ができない
・自動運転なのか停止中なのか見えない
・数値確認や設定変更ができない
特に、排水処理設備の専任担当ではない方にとっては、「何が起きているのかもわからない」という状態になりやすい設備の一つです。
今回は、実際の現場でもよくある「タッチパネル故障」について、エスプラントサービスが現場でまず確認していることや、慌てず対応するためのポイントをまとめました。
■ まず知っておきたいこと
「タッチパネルが故障=設備停止」とは限らない
現場でよくあるのが、
「画面が真っ暗なので設備が止まっていると思った」
というケースです。
ですが実際には、
・タッチパネルだけが故障している
・バックライトだけ消えている
・表示だけ異常でPLCは動いている
ということも少なくありません。
つまり、“操作画面が見えない”だけで、設備本体は通常運転している場合があります。
逆に、タッチパネル故障をきっかけに制御全体へ影響しているケースもあります。
そのため、まず大切なのは、
「設備本体は動いているのか」
「表示系だけの異常なのか」
を切り分けることです。
■ 現場でまず確認していること
① 制御盤の電源が入っているか
まず基本ですが、制御盤自体の電源確認です。
・ブレーカーは落ちていないか
・制御電源ランプは点灯しているか
・盤内ファンは回っているか
停電復旧後や雷の後などは、ブレーカー遮断や電源異常が原因になっていることがあります。
② タッチパネルだけが映っていないのか
次に確認するのが、
・ポンプ
・ブロワ
・撹拌機
・警報回転灯
など、設備本体の動きです。
例えば、
・ブロワ音はしている
・DO値は変化している
・水位制御は動いている
のであれば、PLC側は生きている可能性があります。
この場合、タッチパネル本体や通信部分だけの故障も考えられます。
③ 画面は映るが操作できない
意外と多いのがこの症状です。
・押しても反応しない
・一部だけ押せない
・勝手に押される
・誤動作する
この場合、
・タッチセンサー劣化
・表面フィルム劣化
・湿気や結露
・内部基板劣化
などが原因になっていることがあります。
特に排水処理設備は湿気・硫化水素・温度変化の影響を受けやすく、電子機器には厳しい環境です。
■「再起動で直る」は本当にやっていい?
現場では、
「一回電源切ったら直りませんか?」
と相談されることがあります。
実際、再起動で復旧するケースもあります。
ただし注意が必要です。
設備によっては、
・停止中に曝気が止まる
・水位制御が止まる
・薬注停止する
・異常信号が飛ぶ
など、運転に影響する場合があります。
また、古いタッチパネルでは、
「電源を切ったら二度と立ち上がらない」
というケースも珍しくありません。
そのためエスプラントサービスでは、
・現在の運転状態
・自動/手動状況
・代替操作可否
・停止影響
を確認した上で対応しています。
■ 古いタッチパネルで多い問題
制御盤更新の相談でも多いのですが、古い設備では、
・メーカー生産終了
・修理不可
・部品供給終了
になっているケースがあります。
特に10~15年以上使用している設備では、
「故障してから探したけど、もう部品がない」
ということもあります。
さらに、
・古い通信方式
・古いPLC
・ソフトデータ不明
・図面不足
などが重なると、単純交換できない場合もあります。
実際には、
「タッチパネル交換だけの予定が、制御盤更新レベルになった」
というケースも少なくありません。
■ 現場で困るのは「故障」より「情報がないこと」
タッチパネル故障時に現場で一番困るのは、
・どこのメーカーか
・型式は何か
・バックアップデータがあるか
・誰が設定したか
がわからないことです。
特に担当者変更後や、設備導入から年数が経っている現場では、
この状態がかなり多い印象です。
そのため、
・制御盤銘板写真
・タッチパネル型式
・PLC型式
・制御盤内部写真
・エラー表示内容
などは、普段から残しておくと非常に役立ちます。
■「まだ動いているうち」に準備しておくのが理想
タッチパネルは、壊れる直前に
・画面が薄い
・一部反応しない
・フリーズする
・起動に時間がかかる
などの前兆が出ることがあります。
こうした症状が出始めた段階で、
・部品供給確認
・更新可否確認
・データバックアップ
・制御盤更新検討
を進めておくと、突発停止リスクを減らしやすくなります。
■ まとめ

タッチパネル故障は、「画面が見えない」という不安から、
現場全体が止まったように感じやすいトラブルです。
ですが実際には、
・表示だけの異常なのか
・制御全体の異常なのか
を冷静に切り分けることが重要です。
また、古い設備では「故障してから対応」だと、部品供給終了やデータ不足で対応難易度が大きく上がるケースもあります。
エスプラントサービスでは、排水処理設備の現場対応だけでなく、
・制御盤更新
・タッチパネル更新
・PLC更新
・現場調査
・バックアップ対応
なども含めて対応しています。
「最近タッチパネルの調子が悪い」
「古くて今後が不安」
「まず何を確認すればいいかわからない」
そんな状態でも、一度お気軽にご相談ください。
☎ お電話でのご相談も受け付けております 072-260-1901
(受付時間 平日10:00~16:00)
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