皆さまこんにちは。
大阪府堺市に拠点を置き、関西を中心に排水処理設備の保守・修繕をはじめ、電気・配管・計装工事なども自社にて一貫対応しているエスプラントサービスです。
ポンプだけじゃない。水質計測や汚泥処理設備にも修繕ニーズ
工場の排水処理設備は、ポンプやブロワなどの機械設備だけでなく、pH計やセンサー、薬品注入設備、配管など、多くの機器によって構成されています。
設備が正常に動いているように見えても、センサーの劣化やポンプの能力低下、配管の詰まりなどが少しずつ進行していることがあります。
エスプラントサービスでは、兵庫県内の工場・施設で排水処理設備の定期保守や修繕、設備更新を行っています。
今回は、これまでの兵庫県内の工事実績を整理し、どのような設備で修繕・交換が発生しているのかをまとめました。
※以下はエスプラントサービスが兵庫県内で対応した案件をもとにした傾向であり、兵庫県内のすべての工場に当てはまるものではありません。
■兵庫県内の工事実績から見えた4つの傾向
今回の実績では、特に次のような設備・トラブルが目立ちました。
・pH・ORP・DOなどの水質計測機器
・ポンプ・フロートなどの水移送・水位管理設備
・加圧浮上・汚泥処理に関わる設備
・配管詰まり・漏水などの突発的なトラブル
滋賀県内の実績ではポンプやブロワ、配管などの設備更新が目立ちましたが、兵庫県内では「設備を動かす機械」だけでなく、「水質を測る・管理する機器」の修繕が多いことが特徴です。
1.pH計・センサーなどの水質計測機器
兵庫県内の案件で特に目立ったのが、水質を測定する計測機器です。
実際の案件では、
・pHセンサー・pH電極
・pH指示調節計
・ORPセンサー
・DOセンサー
・流量計
・レベルセンサー
・フッ化物イオンモニタ
などの交換・修繕が発生しています。
排水処理では、処理水の状態を正しく把握するために水質計測が欠かせません。
例えばpH計の数値が実際の水質とずれていると、薬品注入量の調整にも影響する可能性があります。
そのため、
「設備は動いているのに、測定値がおかしい」
という場合には、処理設備そのものだけでなく、センサーや電極、計器の状態を確認することが重要です。
こんな症状があれば要注意
・pHの数値が急に変化する
・実際の水質と表示値が合わない
・センサーを清掃しても数値が安定しない
・電極の交換時期が分からない
・計器にエラーが表示される
兵庫県・神戸市では水質管理と設備の維持管理が重要
水質計測機器の更新が兵庫県内の工事実績で多かった背景の一つとして、工場・事業場に求められる排水管理も考えられます。
兵庫県では、水質汚濁防止法に基づく全国一律の排水基準に加えて、地域の状況に応じた上乗せ排水基準が定められています。
また神戸市では、工場・事業場からの排水について排水基準の遵守が求められているほか、特定施設を設置している事業者には、特定施設の点検などの維持管理も求められており、事業場によっては排出水の水質や汚濁負荷量の測定・記録なども必要になります。
こうした背景から、排水処理設備では「処理する」だけでなく、現在の水質を正しく把握し、設備が適切に機能しているかを確認することも重要です。
もちろん、兵庫県内で水質計測機器の更新が多いことが、これらの規制だけによって生じているとは言えません。センサーや電極の経年劣化、計器の故障、測定精度の低下など、設備そのものの劣化も更新理由になります。
ただ、兵庫県・神戸市で工場の排水処理設備を維持管理するうえでは、地域の排水基準や水質管理に関するルールを理解し、計測機器を適切な状態に保つことが重要だとエスプラントサービスでは考えています。
2.ポンプ・フロートなどの水移送設備
水処理設備の中でも、ポンプ関連の修繕は兵庫県内でも多く発生しています。
実際には、
・原水ポンプ
・調整槽ポンプ
・汚泥移送ポンプ
・放流ポンプ
・加圧ポンプ
・薬品注入ポンプ
など、用途の異なるポンプの交換・修繕があります。
また、ポンプと組み合わせて使用されるフロートスイッチや水位センサーの不具合も見られます。
フロートスイッチが正常に動作しなくなると、
「ポンプが動かない」
「ポンプが止まらない」
「槽の水位が上がり続ける」
といったトラブルにつながることがあります。
ポンプの異常だけを調べて原因が見つからない場合には、水位検知側のフロートやセンサーまで確認する必要があります。
3.食品工場では「加圧浮上・汚泥処理」の設備にも注意
今回の兵庫県内の実績では、食品工場における加圧浮上設備や汚泥処理設備の修繕も目立ちました。
例えば、
・加圧浮上装置
・加圧ポンプ
・汚泥移送ポンプ
・汚泥槽
・薬品注入ポンプ
・撹拌機
・電磁弁
などです。
食品工場の排水では、製造工程から油脂や有機物などが排出されるため、排水処理設備に大きな負荷がかかる場合があります。
加圧浮上設備や汚泥処理設備に不具合が発生すると、後工程の処理にも影響する可能性があります。
特に、
・汚泥がうまく移送できない
・浮上分離の状態が悪い
・加圧ポンプの吐出量が低下した
・薬品注入が安定しない
・槽から水があふれそうになる
といった症状がある場合は、関連設備を含めて原因を確認することが重要です。
👉加圧浮上装置のトラブルとメンテナンス方法についての記事はこちら
4.「突然のトラブル」から修繕につながるケースも
今回の実績では、計画的な設備交換だけでなく、緊急対応や不具合調査から修繕工事につながった案件もありました。
例えば、
・槽からの溢水
・配管詰まり
・漏水
・ポンプの過負荷
・ポンプの吐出不良
・設備の異常停止
などです。
排水処理設備は、トラブルが発生すると処理水の水質だけでなく、工場の操業にも影響する可能性があります。
そのため、
「完全に故障してから交換する」のではなく、異音・振動・流量低下・水位異常などの小さな変化を早めに確認すること
が重要です。
■排水処理設備は「機械」だけを見ても原因が分からないことがある
今回の兵庫県内の工事実績から分かる大きな特徴は、排水処理設備のトラブルが一つの機器だけで完結しないケースが多いことです。
例えば、ポンプが動かないというトラブルがあった場合でも、
ポンプ本体の故障
↓
フロートスイッチの不具合
↓
水位検知の異常
↓
制御側の問題
というように、複数の原因が考えられます。
また、pHの数値がおかしいという場合も、
pH電極
↓
センサー
↓
指示調節計
↓
薬品注入設備
↓
実際の水質変化
と、設備全体を見なければ原因を特定できないことがあります。
だからこそ、排水処理設備の保守では、単純な部品交換だけでなく、設備全体の状態を確認して原因を切り分けることが重要です。
■排水処理設備のこんな変化に注意
普段から設備を管理している担当者の方は、次のような変化がないか確認してみてください。
機械設備
・ポンプやブロワの音が大きくなった
・振動が以前より大きい
・電流値が上昇している
・吐出量が低下している
水質・計測
・pHの数値が安定しない
・センサーの反応が悪い
・実測値と表示値が合わない
・DOやORPの値に違和感がある
槽・配管
・水位がいつもと違う
・配管から漏水している
・配管が詰まりやすくなった
・槽内の汚泥の状態が以前と違う
こうした変化は、設備の劣化や不具合の初期サインである可能性があります。
■排水処理設備の「ちょっとした異常」もご相談ください
排水処理設備は、故障してから修理するだけではなく、定期的な点検によって劣化や異常を早期に発見し、計画的に修繕・更新することも重要です。
エスプラントサービスでは、兵庫県を含む関西エリアの施設・工場を対象に、排水処理設備の定期保守から修繕・設備更新まで対応しています。
ポンプやブロワなどの機械設備だけでなく、pH計・センサーなどの計測機器、配管、薬品注入設備、汚泥処理設備など、排水処理設備全体を確認しながら対応します。
「最近、pHの数値がおかしい」
「ポンプの音が以前と違う」
「設備が古くなってきたが、どこから更新すればいいか分からない」
といった場合も、お気軽にご相談ください。
☎ お電話でのご相談も受け付けております 072-260-1901
(受付時間 平日10:00~16:00)
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