DO計の数値がおかしい?まず確認したい原因と対処法を現場目線で解説

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皆さまこんにちは。

大阪府堺市の水処理設備エンジニアリング、㈱エスプラントサービスです。

関西・東海エリアを中心に水処理設備の保守・修繕をはじめ、電気・配管・計装工事まで一貫して対応しています。


「DO計の数値がおかしい…」をそのままにしていませんか?


排水処理設備の安定運転には、DO(溶存酸素)計が欠かせません。

しかし、現場では次のような経験はないでしょうか。


・昨日まで正常だったのに急に数値が下がった

・ブロワは動いているのにDO値が0mg/L付近になる

・数値が大きく上下して安定しない

・校正したばかりなのに数値がおかしい

・実際の曝気状況と表示が合っていない


DO計の異常を放置すると、曝気量の調整が適切にできず、処理性能の低下や電力の無駄につながる恐れがあります。


この記事では、排水処理設備の保守・修繕を行うエスプラントサービスが、DO計の数値がおかしいときに確認したいポイントを解説します。



■ DO計とは?


DO(Dissolved Oxygen)とは、水中に溶け込んでいる酸素量のことです。


活性汚泥法では微生物が有機物を分解するために酸素を必要とするため、DO値を適切に維持することが重要です。


一般的には、


・DOが低すぎる

 → 微生物が酸欠状態になる

・DOが高すぎる

 → ブロワの電気代が増える


という問題があります。

そのため、多くの工場ではDO計を用いて曝気量を管理しています。



■ DO計の数値がおかしいときに確認したい7つのポイント


① センサーが汚れていないか


最も多い原因がセンサーの汚れです。

排水中には


・汚泥

・油分

・スライム

・バイオフィルム


などが付着します。

センサー表面が汚れると酸素を正常に検知できなくなります。


チェック方法


・表面に汚れが付いていないか

・スポンジなどで軽く清掃する

・メーカー指定の方法で洗浄する


※金属ブラシなどで強く擦るとセンサーを傷める場合があります。


② 膜(メンブレン)が破れていないか


隔膜式DO計では、メンブレンが非常に重要です。

次のような状態なら交換時期です。


・破れ

・シワ

・白濁

・汚れ

・劣化


膜が傷んでいると正しい測定はできません。


③ 電解液が劣化していないか


隔膜式では電解液も消耗品です。

長期間交換していない場合、


・数値が低くなる

・応答が遅くなる


ことがあります。

メーカー推奨の交換周期を確認しましょう。


④ 校正は正常に行われているか


意外と多いのが校正不足です。

例えば


・長期間校正していない

・校正後に数値がおかしい

・校正手順が間違っている


というケースがあります。

定期的な校正はDO計の精度維持に欠かせません。


⑤ ケーブルやコネクタに異常はないか


屋外では


・雨水

・紫外線

・振動


などでケーブルが劣化します。


確認するポイント


・ケーブル断線

・コネクタの緩み

・腐食

・水の侵入


表示器では正常でも信号異常が発生していることがあります。


⑥ ブロワ側の異常ではないか


DO計ではなく、設備側の問題もあります。

例えば


・ブロワ能力低下

・Vベルトの滑り

・散気管の詰まり

・エア漏れ


実際に酸素供給量が不足するとDO値は低下します。

DO計だけでなく設備全体を見ることが重要です。


⑦ センサーの寿命


DOセンサーにも寿命があります。

一般的には


・応答速度が遅い

・数値が安定しない

・校正しても改善しない


場合は寿命の可能性があります。

消耗部品を交換しても改善しない場合は、本体更新を検討しましょう。



■ DO値だけで判断しないことも大切


DO計の表示だけを見て「酸素不足だ!」と判断するのは危険です。


実際には


・MLSS

・水温

・負荷変動

・ブロワ運転状況

・曝気槽内の状態


などを総合的に確認する必要があります。

DO値だけが正常でも、処理状態が悪化しているケースもあります。



■ よくある現場の事例


事例①

ある工場では、「DO値が急に0mg/L付近になった」との相談がありました。

調査したところ、DO計本体ではなく、センサー表面にスライムが大量に付着していました。

洗浄後は正常値に戻り、設備更新を行わずに復旧できました。


事例②

別の現場では「数値が常に高い」という相談がありました。

原因は散気管交換後の校正未実施

再校正を行うことで正常な値へ戻りました


このように、表示異常の原因は必ずしもDO計本体の故障とは限りません。



■ DO計を長持ちさせるための日常点検


日常点検では次の項目を確認しましょう。



定期的な点検を行うことで、異常の早期発見につながります。



■ 数値がおかしいと感じたら早めの点検がおすすめです


DO計は排水処理設備の運転管理に欠かせない計器ですが、表示異常の原因はさまざまです。


特に、


・センサーの汚れ

・校正不足

・消耗部品の劣化

・ブロワや散気設備の異常


は比較的よく見られる原因です。

「数値がおかしいからDO計が故障した」と決めつけず、設備全体を確認することが大切です。


エスプラントサービスでは、排水処理設備の保守・点検・修繕を通じて、DO計を含む各種機器の点検や設備診断を行っています。


「DO値が安定しない」

「原因が分からない」

「設備全体を見てほしい」


という場合は、お気軽にご相談ください。


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☎ お電話でのご相談も受け付けております 072-260-1901

(受付時間 平日10:00~16:00)



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