PLCが生産終了したらどうする?更新判断のポイントと放置リスクを解説

皆さまこんにちは。

大阪府堺市の水処理設備エンジニアリング、㈱エスプラントサービスです。

関西・東海エリアを中心に水処理設備の保守・修繕をはじめ、電気・配管・計装工事まで一貫して対応しています。


「PLCが生産終了」と言われたけど、すぐ更新しないとダメ?


工場設備の保全担当者や設備管理担当者の方から、


・PLCが生産終了していると言われた

・メーカーから更新を勧められた

・まだ動いているので更新時期が分からない

・突然故障したら困るが予算も限られている


といった相談をいただくことがあります。


特に排水処理設備や製造設備では、PLC(シーケンサ)は設備全体の運転を制御する重要な機器です。

しかし、PLCは普段目立たない存在のため、故障するまで更新が後回しになりがちです。


実際には、

「まだ動いている=安心」ではありません。

生産終了後のPLCには、故障時に復旧できなくなるリスクが潜んでいます。


この記事では、PLCが生産終了した場合に知っておきたいリスクや更新判断のポイントを解説します。



■ PLC(シーケンサ)とは?


PLC(Programmable Logic Controller)は、工場設備や排水処理設備の運転を自動制御する装置です。

例えば排水処理設備では、


・ブロワの運転

・ポンプの起動停止

・薬品注入

・水位制御

・警報監視


などをPLCが制御しています。

人間で言えば「頭脳」の役割を担っているため、PLCが停止すると設備全体が正常に動かなくなる可能性があります。



■ PLCの「生産終了」とは?


PLCの生産終了とは、メーカーによる製造が終了することを意味します。

ただし、生産終了=即使用不可ではありません。

生産終了後もしばらくは使用できます。

問題になるのは、その後の


・修理対応終了

・保守部品供給終了

・代替品廃止


です。

メーカーによって異なりますが、

一般的には


・生産終了

・数年間の保守期間

・修理終了

・完全サポート終了


という流れになります。

そのため、生産終了したPLCは「今は動いていても将来的なリスクが高い状態」と考える必要があります。



■ PLC生産終了を放置するリスク


① 突然故障しても修理できない


最も大きなリスクです。

PLC本体や電源ユニットが故障した場合、


・修理受付終了

・部品在庫なし


となっているケースがあります。

その場合、設備を止めたまま更新工事を行うしかありません。

計画的な更新なら休日工事や長期休暇工事で対応できますが、突発故障では生産停止の影響が発生する可能性があります。


② 中古品しか入手できない


生産終了後に故障した場合、

中古市場から同型機を探すケースがあります。

しかし中古品は


・使用履歴が不明

・保証がない

・いつ故障するか分からない


という問題があります。

一時的な延命措置としては有効な場合もありますが、根本的な解決にはなりません。


③ プログラムデータが復旧できない


意外と多いのがこのケースです。

PLC更新時に必要になるのが、


・ラダープログラム

・バックアップデータ

・設計資料


です。

しかし古い設備では、


・データが残っていない

・保存場所が不明

・作成業者が廃業


というケースもあります。

故障してから慌てて確認すると、更新作業が大幅に長引くことがあります。


④ 周辺機器も同時に老朽化している


PLCが20年以上経過している設備では、

PLCだけでなく


・タッチパネル

・リレー

・電磁開閉器

・インバータ

・電源装置


も老朽化していることが少なくありません。

そのため、PLCだけ交換しても別の部品が故障するケースがあります。



■ PLC更新を検討すべきサイン


次のような状態なら更新計画を検討することをおすすめします。


メーカーから生産終了通知が来た


まず確認したいのは、


・生産終了時期

・修理終了時期

・部品供給終了時期


です。

修理終了が近い場合は要注意です。


設置から15年以上経過している


PLCの寿命は使用環境によって異なりますが、

一般的に15~20年程度経過すると故障リスクが高まります。

特に


・高温

・高湿度

・粉塵

・腐食性ガス


がある環境では劣化が早く進みます。

排水処理設備の制御盤は特に注意が必要です。


タッチパネルも古い


PLC更新相談の中には、

実際にはタッチパネルの故障がきっかけというケースもあります。

タッチパネルも生産終了していることが多く、

PLC更新と同時に交換した方がトータルコストを抑えられる場合があります。


制御盤内の機器が古い


次のような機器も確認してみてください。


・電磁開閉器

・補助リレー

・タイマー

・漏電ブレーカ

・スイッチング電源


これらが20年以上経過している場合は、制御盤全体の更新を検討する価値があります。



■ PLC更新は「壊れてから」より「計画的更新」が有利


設備担当者として悩ましいのが、


「まだ動いている設備を更新する必要があるのか」


という点です。

しかし実際には、

故障後の緊急対応よりも計画更新の方が圧倒的に有利です。


計画更新のメリット


・工事日程を調整できる

・生産停止期間を最小化できる

・予算化しやすい

・部品選定を十分検討できる

・周辺機器もまとめて更新できる


特に食品工場や製造工場では、

設備停止による損失の方が更新費用を上回るケースも少なくありません



■ 排水処理設備のPLC更新でよくある相談


エスプラントサービスにも、

排水処理設備の制御盤について


・PLCが生産終了している

・制御盤が古い

・タッチパネルが見えない

・部品が入手できない

・更新時期が分からない


といったご相談をいただくことがあります。

排水処理設備は生産設備と比べて後回しにされがちですが、

停止すると工場全体の操業に影響する重要設備です。

そのため、


「故障してから考える」のではなく、

「今のうちに現状を把握する」


ことが重要です。



■ まずは制御盤の状態確認から


PLCが生産終了しているかどうか分からない場合でも、

まずは以下を確認してみてください。


・PLCの型式

・設置年数

・タッチパネル型式

・制御盤全体の状態

・バックアップデータの有無


これらを把握しておくことで、将来的な更新計画を立てやすくなります。



■ まとめ


PLCの生産終了は、すぐに設備が停止することを意味するわけではありません。

しかし、


・修理できない

・部品がない

・データがない

・突然停止する


といったリスクは年々高まっていきます。

特に排水処理設備や工場インフラ設備では、

故障してから対応すると生産への影響が大きくなる可能性があります。


「うちのPLCは大丈夫だろうか?」

「制御盤全体の更新時期が知りたい」


そんな場合は、早めの現状確認がおすすめです。



■ 排水処理設備のPLC・制御盤更新のご相談はこちら


エスプラントサービスでは、排水処理設備を中心に、


・PLC(シーケンサ)の更新

・制御盤リニューアル

・タッチパネル更新

・老朽化設備の診断

・制御機器の更新提案


を行っています。

現在使用中のPLCの型式が分からない場合でも、現地確認のうえ更新計画をご提案可能です。


「まだ動いているけれど不安がある」

「生産終了と言われたが何をすればいいか分からない」


という方はお気軽にご相談ください。


また、実際の更新事例については、以下の施工事例もぜひご覧ください。


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設備停止のリスクを減らすためにも、故障前の計画的な更新をご検討ください。


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